2020年08月07日
今日は病棟で活用されているふれあいノートをご紹介したいと思います。
これが今使われている『ふれあいノート』です。
表紙の柄は2種類あるんですが、何か意味があるのか医事課担当者に聞いてみると
『男性用と女性用で分けてます!(私は・・・)』
※多分特に意味はないと思います。とのことでした。(笑)
南高井病院は、慢性期医療を担っています。
そのため長期に渡ってって入院される患者様が多く、面会に来られる家族の方の状況もいろいろです。
毎日来られる方もいれば、月に1回、半年に1回の方もいらっしゃいます。(現在は新型コロナの影響で直接の面会はできない状態ですが)
そういった中で、患者様の療養生活の様子や気づいたことなどを、看護・介護職員がこのふれあいノートに記載し、家族の方が来られた時に見ていただくといった取り組みをしています。
家族の方からは、要望であったり苦情や気づいたことなど、なんでも自由に記載していただき、職員と
家族の方との情報交換やコミュニケーションの1つのツールとして活用しています。
もちろん直接お話させていただくこともありますが、なかなか面と向かっては言えないこともありますよね。
また、ノートに書いていただくことで、要望や苦情に早期対応したいという思いもあります。
大きなトラブルになる前に問題解決ができる要素にもなっています。
職員は患者様の様子で気が付いたこと、状態の変化など、日常生活の様子が分かるようなことを
記録するように心がけているとのこと。
看護部長にふれあいノートの由来を聞いた時の話を教えていただきました。
新館が出来た時に介護職員が先頭に立って、気づいた時にノートにすぐ記入していたのが始まりで
『ふれあいノート』の名前も介護職員が命名。
最初は看護職員はあまり乗り気ではなかったようですが、職員も入れ替わり普段から言い続けることで段々と定着してきたようです。
一時期、職員によっては出来ていないこともあり、その報告をした際にふれあいノートの由来を聞いたとのこと。
業務内容も多様化し、昔は出来ていたことがあいまいになってしまっていることが多くなってきているのかもしれません。その警鐘もあってふれあいノートの由来を教えていただいた気がします。
現在は新型コロナ感染予防のため面会を禁止させていただいています。
予約制でタブレット面会とガラス越し面会を実施しております。
直接会っていただくことはできませんが、画面越し、ガラス越しで少しでも様子を見ていただけて
面会後の患者様やご家族の嬉しそうな顔を見ると、良かったと思う反面、早く直接面会していただきたいなと心から新型コロナの終息を願うばかりです。
こういった状況下だからこそふれあいノートがうまく活用できるといいのかもしれませんね。