2021年07月02日
とある病棟でエレベータを降りて目に入ったこの光景。
なんだなんだ?と思って聞いてみると、『車いすの点検してるんですよー』と教えてくれました。
この車いすの点検は、各病棟ごとに3か月に1回、病棟職員とリハビリテーション科の担当
職員が一緒に実施しています。
院内にある車いすは200台以上あります。
スタンダードタイプ
リクライニングタイプ
ティルトタイプ
その中にも低床タイプやワイドタイプがあり、また自走用と介助用など分けていくと十数種類あるようです。
院内では数種類しかありませんが、使う方の状態に合わせたものって考えると、これぐらい
多くの種類がいるんでしょうね。
ティルトリクライニングってなんぞや?と思いまして、リハ科長に教えてもらいました。
残念ながら実物がなかったので、ジェスチャーにて(笑)
簡単に言うと、背もたれが倒れるのがリクライニングで、前に倒れないように背もたれと
座面が倒せるものがティルトなんですって。
また自走用はタイヤが大きく手で回せる部分がついているのですが、介助用だとタイヤが
小さく回せる部分もついてないんですね。
勉強になりました。
話は点検の話に戻りまして、点検内容はこんな感じでチェック表を基に進められます。
これはスタンダードタイプのチェック表ですね。
それぞれのタイプに合わせたチェック項目になっています。
リハビリ職員と病棟の看護、介護職員が一緒になって点検をすることで、利用する患者様の
安全を守っているんですね。